当院について
ご挨拶
地域社会と精神科医療の発展に寄与することで、
これからも皆様の支えになっていきたい。
当病院は昭和27年に創立以来、地域に根差した質の高い精神科医療を志しております。「誠実で開かれた医療を行い、地域に貢献します」という病院理念のもと、住み慣れた地域で過ごすことができるように患者様その御家族様に少しでも良い医療が提供できるように日々精進しております。
当医療法人は、平成7年3月より特定医療法人の承認を受けております。これは、「医療の普及及び向上、社会福祉への貢献その他公益の増進に著しく寄与し、かつ、公的に運営されている」という認定を国税庁から受けているもので、患者様に対する高い公益性をもつ病院であることを意味しています。また、当院は多数の医師を始め、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士、管理栄養士など様々な専門的な多職種によるきめ細かい治療やリハビリテーションをめざしています。統合失調症、双極性障害、うつ病、認知症、不眠症、強迫性障害、パニック障害を始め様々な疾患に対応ができる体制を整えており、平成24年より名古屋市から委託を受け、認知症疾患医療センターを開始し、認知症の早期診断・早期治療や認知症に伴う様々な精神症状に対しても積極的な治療・リハビリテーションを行っています。当院においては古くから認知症に対する臨床や研究を積極的に行ってきたと自負をしております。認知症の要因には様々な疾患がありますが、その中の3大原因疾患はアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症と言われています。レビー小体型認知症は当院の研究において世界で最初に発見されたという功績ももっています。
近年の精神科医療は目覚ましい進歩があります。平成8年に日本で使用可能になった統合失調症の治療薬であるリスパダールから始まり、副作用が比較的少なく、陰性症状にもある程度の効果が期待できる第二世代抗精神病薬(非定型抗精神病薬ともいいます)が出現して以来、ジプレキサやエビリファイといった新薬が次々と使用可能となり統合失調症の治療が飛躍的に向上しています。以前まではいったん統合失調症を発症した場合、入院加療を行い長期療養が必要なことも多かったのですが、前述の薬が使用になったことからより短期間に寛解にいたることが増え、入院期間の短期化、病状によっては初発から外来治療のみで治療が可能な事が増えてきています。近年より難治性の統合失調症の適応があるクロザリルも使用可能となり、当院においても厳格な副作用チェックを行いながら、クロザリルの使用を開始しております。このような近年の精神医学の進歩を積極的に取り入れるために、名古屋大学病院、藤田医科大学病院を始めとして様々な専門医療機関との連携を密に行い、医学の発展における臨床や研究にも力を入れています。
当院においては急性期治療にも積極的に関与しています。平成11年から急性期治療病棟を開始し、当該病棟においては、3ヶ月以内の短期間のうちに退院ができる体制を整えております。
平成28年5月10日から、「誠実で開かれた医療を行い、地域に貢献します」の理念をさらに推進し、患者様に対する質の高い急性期医療、きめ細かいリハビリテーションをより総合的に行う決意として、「守山荘病院」から「もりやま総合心療病院」と名称変更させていただくこととなりました。平成27年からは大曽根駅周辺に大曽根メンタルクリニックを開業し、令和3年からは訪問看護ステーションたいむを新たに立ち上げ、あらゆる精神疾患に対応ができるよう当法人全体で患者様を支える体制を整えております。
患者様、そのご家族様のためにより良い医療を行うためには何ができるのかを常に考えながら精神科医療への貢献を行ってまいりたいと考えております。これまで以上のご支援、ご指導を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。
理事長川島 邦裕
最善の医療が提供できるよう努力を重ね、
皆さまの信頼に応えていきます。
当院は昭和27年の創設以来、病院の理念にあるよう、誠実で開かれた医療を行い、地域に貢献をしてまいりました。時代とともに変化する精神科治療のニーズにいかに対応していくかを常に意識し、日々、自分たちができることを実直に取り組んでおります。
チーム医療を治療の柱に掲げる当院では多職種で治療に関われる利点を生かし様々な疾患に対して通院治療、入院治療、リハビリテーションプログラムといった幅広い治療の選択肢を提供しております。症状の急性期だけではなく回復後の維持期およびその後のケアも力を入れております。
今後も悩みを抱えていらっしゃる方へ最善の医療が提供できるよう職員一同努力を重ね、皆さまに信頼される病院を目指していきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
院 長笹田 和見
理 念
基本理念
誠実で開かれた医療を行い、地域に貢献します。
基本方針
- ◎良質で安全な医療を提供し、信頼される病院を目指します。
- ◎各職場の連携を密にしたチーム医療を柱とします。
- ◎患者様が地域で快適な生活ができるようリハビリテーションを積極的に行います。
- ◎明るく、思いやりのある環境づくりを行います。
患者様の権利と
患者様へのお願い
- ◎患者様は、必要な医療を公平に受けることができます。
- ◎患者様は、治療の目的や方法などについて説明を受けることができます。
- ◎患者様の個人情報は守られます。
- ◎患者様に良質な医療を行えるよう、医師・病院職員に健康に関する情報を正確にお伝えください。
- ◎他の患者様の迷惑にならないよう院内規則をお守り下さい。
沿 革
- 昭和27年
- 4月1日
木造二階建、守山荘病院として開設し病床数62床で発足
- 11月1日
基準給食承認
- 11月11日
生活保護法に基づく医療機関に指定
- 12月1日
医療法人認可
- 12月8日
精神衛生法に基づく愛知県指定病院
- 昭和29年
- 4月5日
病院売店(守山堂)開店
- 5月20日
社会療法部室増築
- 昭和31年
- 10月23日
旧第3病棟鉄筋ブロック新築(東)
- 昭和32年
- 10月1日
旧第3病棟鉄筋コンクリート新築(西)
- 昭和34年
- 2月1日
基準看護(3類)承認
- 7月9日
D病棟新築(東)
- 昭和36年
- 5月31日
D病棟(鉄筋コンクリート三階建)新築(西)
- 昭和37年
- 4月30日
看護婦宿舎(鉄筋コンクリート二階建)新築
- 昭和41年
- 4月30日
B病棟(鉄筋地下二階・地上三階建)新築
- 昭和46年
- 11月30日
C病棟(鉄筋コンクリート三階建)新築
- 昭和50年
- 2月18日
精神科作業療法承認
- 昭和51年
- 6月1日
基準看護(2類)承認
- 昭和55年
- 1月19日
管理棟、外来、A病棟(鉄筋コンクリート四階建)新築
- 昭和56年
- 7月1日
基準看護(1類)承認
- 昭和57年
- 10月28日
精神科リハビリセンター(鉄筋コンクリート三階建)新築
- 昭和58年
- 5月1日
デイ・ケア承認
- 昭和59年
- 3月31日
D病棟改築(診療部門)
- 昭和60年
- 3月31日
E病棟改築
- 昭和62年
- 7月31日
体育館(仲間の家)鉄筋、地下B1,2駐車場、1階一部職員食堂新築
- 平成1年
- 6月15日
当院敷地内に共同住宅「ふもと寮」開設
- 平成3年
- 3月15日
院内保育園改築
- 10月10日
院内工場完成
- 平成7年
- 3月17日
大蔵省より「特定医療法人」の承認を受ける
(適用は平成6年4月1日より) - 6月1日
新看護体系(有資格者4対1、補助者15対1、B加算)開始
- 平成8年
- 7月1日
デイ・ケアの規模(定員)50人から70人に拡大
- 平成9年
- 8月1日
ナイト・ケア開始
- 10月1日
社会復帰施設「援護寮」、「授産施設」事業開始
- 平成10年
- 6月1日
新看護体系(有資格3.5=1に変更)
- 平成11年
- 3月31日
訪問看護開始
- 4月1日
F病棟新築(C病棟及びD病棟廃止)
- 7月1日
地域生活支援センター開始
- 10月1日
精神療養病棟(A)承認
- 平成12年
- 9月1日
精神科急性期治療病棟(A)承認
- 平成13年
- 4月1日
デイ・ナイト・ケア開始
- 平成14年
- 4月1日
精神障害者グループホーム「第一みなえ荘」発足
- 4月1日
精神障害者グループホーム「第二みなえ荘」発足
- 5月1日
新看護体系 補助者15対1に変更
- 平成15年
- 6月1日
新看護体系(補助者10対1)開始
- 平成16年
- 6月1日
新看護体系(有資格者3対1)開始
- 7月1日
夜間勤務等看護加算開始
- 4月1日
精神15対1入院基本料 開始
- 平成18年
- 4月1日
看護補助加算2 開始
- 4月1日
栄養管理実施加算 開始
- 6月1日
救急医療管理加算 開始
- 10月1日
相談支援事業 開始
- 10月1日
障害福祉サービス事業 開始
- 平成19年
- 3月31日
新B病棟完成
- 6月1日
療養環境加算 1病棟追加
- 8月1日
精神療養病棟 2病棟追加し3病棟となる
- 10月31日
新B病棟周辺工事完了
- 平成20年
- 4月1日
精神科身体合併症管理加算 開始
- 平成21年
- 7月1日
看護配置加算 開始
- 平成22年
- 1月1日
マルチスライスCT撮影 開始
- 6月1日
地域医療連携室 設置
- 平成23年
- 6月1日
就労継続支援B型「のぞみ」 開始
- 6月1日
ケアホーム「きずな」 開始
- 平成24年
- 4月1日
認知症疾患医療センター開始
- 4月1日
「みなえ荘」を廃止し「きずな」に統合する
- 8月1日
応急入院 病院指定
- 平成25年
- 4月1日
精神科ショート・ケア開始
- 平成26年
- 4月1日
精神科急性期医師配置加算 開始
- 平成27年
- 12月1日
難病指定医療機関指定
- 10月6日
大曽根メンタルクリニック開院
- 平成28年
- 5月10日
「守山荘病院」から「もりやま総合心療病院」に名称変更
- 12月1日
認知症治療病棟入院料1 開始
- 12月1日
認知症夜間対応加算 開始
- 平成30年
- 6月1日
病床数490床から486床へ減床
- 7月1日
特殊疾患病棟入院料2 開始
- 令和3年
- 4月1日
指定訪問看護事業開始
- 12月1日
看護補助加算1 開始
- 令和4年
- 4月1日
デイ・ナイト・ケア 申請取下
- 令和5年
- 3月1日
病床数486床から484床へ減床
概 要
医療法人 八誠会 もりやま総合心療病院
- 所在地
- 〒463-8570 名古屋市守山区町北11番50号
- TEL
- 052-791-2133
- FAX
- 052-791-2137
- 開 設
- 昭和27年4月
- 理事長
- 川島 邦裕
- 院 長
- 笹田 和見
- 診療科目
- 精神科、神経科、心療内科
- 病床数
- 484床(内指定病床30床)
- 病棟数
- 9病棟
- 認可事項
-
- ●精神病棟入院基本料15対1(3病棟)
- ●精神科急性期治療病棟入院料1(1病棟)
- ●精神療養病棟入院料(3病棟)
- ●認知症治療病棟入院料1(1病棟)
- ●特殊疾患病棟入院料2(1病棟)
- ●看護配置加算(3病棟)
- ●看護補助加算1(3病棟)
- ●療養環境加算(1病棟)
- ●薬剤管理指導料
- ●検体検査管理加算(I)
- ●医療保護入院等診療料
- ●救急医療管理加算
- ●精神科急性期医師配置加算
- ●精神科作業療法
- ●精神科デイ・ケア
- ●精神科ナイト・ケア
- ●精神科ショート・ケア
- ●入院時食事療養(I)
- ●食堂加算
- 厚生施設
- 職員住宅、院内保育園、体育館
【関連施設】
医療法人 八誠会
大曽根メンタルクリニック
- 所在地
- 〒462-0825 名古屋市北区大曽根2-8-1 大曽根TYKビル1階
- TEL
- 052-934-7221
- FAX
- 052-934-7501
- 開 設
- 平成27年10月
- 院 長
- 河瀬 久幸
- 診療科目
- 心療内科、精神科
指定訪問看護事業
【訪問看護ステーション たいむ】
- 所在地
- 〒 463-0074 名古屋市守山区町北11-59
- TEL / FAX
- 052-791-2388
障害者福祉サービス事業
【就労継続支援B型事業所 のぞみ】
- 所在地
- 〒 463-0073 名古屋市守山区守牧町128番地1
- TEL
- 052-791-1025
障害者福祉サービス事業
【グループホーム きずな】
- 所在地
- 〒 463-0073 名古屋市守山区守牧町128番地1
- TEL
- 052-796-1550
相談支援事業
【相談支援センター やすらぎ】
- 所在地
- 〒 463-0076 名古屋市守山区鳥羽見三丁目17-4
- TEL
- 052-791-2170
精神障害者地域生活支援事業
【地域活動支援センター やすらぎ】
- 所在地
- 〒 463-0076 名古屋市守山区鳥羽見三丁目17-4
- TEL
- 052-791-2009